古い道具のミュージアム


 古い農具  古い生活道具  
本校で収蔵している古い農具や民具,養蚕に使われた道具などをご紹介していきます。
「古い農具」から、本校で収蔵している「古い生活道具」の紹介に移ります。
上をクリックしていただくと、どちらも見られます。「古い農具」とともに、新コーナー「古い生活道具」も、ぜひ、ご覧ください。 
 道具の名前 用途や
使用された場所など
 写     真  説    明
 万石(まんごく) 米の選別 


 
 江戸時代中頃から昭和時代中頃まで使われていた道具です。
 土うすや石うすですった玄米ともみがらを選別する道具です。
 たて170cm,横はば50cm,高さが120cmあります。上部の「ろうと」は,たて40cm横70cmです。下の「ふるい」の部分は120cmです。
 古いあみをななめに取り付け,上のろうとから米を落とします。下り落ちることと網の目の大きさによって,玄米とくず米,くだけ米とが選別されました。
 反対側につなが付いているのですが(この写真では見えません。すみません),つなであみのかたむきを変え,あみの目の大きさや枚数を変えることで,いろいろな穀物の選別ができたそうです。ただし,あみの目の大きさや枚数,ふるいのかたむきを調節することはとても難しかったようです。 
  (平成24年6月6日)
 田んぼの草取り機  田の除草    昭和時代の中頃まで使われていた道具です。
 高さは約120cmで,前方に船の先のような部分があるために,ぬかる田でも沈まないで進むことができました。
 手で押していくと,先の部分の中央の車が回転して,やわらかいどろをかき回し,小さな雑草を浮き上がらせてからします。田植えから,稲の生育に合わせて数回使ったようです。
 この草取り機には,製造した「米沢産業株式会社」のプレートが残っています。 
  (平成24年5月2日)
二人用しろかき機  田の砕土機(さいどき)    昭和時代の初期から中頃まで使われた道具です。 
 大変めずらしく,二人でこの農具を引いて田のしろかき前に土を砕きました。
 たて,横約65cm四方の木わくに,2m以上の長い棒が取り付けてあります。
 二人で力を合わせて一定方向に引くことで木わくの中の鉄の歯が回転して田の土をくだき,たがやしていきます。
 けっこうな重さがあり,一人で動かしたり,持ち運んだりするのはなかなか難しいようです。
 二人の息を合わせないと,作業が進まなかったのではないかと思われます。
  (平成24年4月24日)
 まんがん 田んぼのしろかき     大正時代から昭和20年代前半頃まで使われていたそうです。
 馬鍬(まぐわ)が言い伝わるうちに,音が転じて「まんがん」になったと考えられます。
 高さ約70cm,横木約150cm,歯は約25cmです。
 土をくだく道具で,田に水を引いてやわらかい土を耕すときに,深くまっすぐに土を切り割るのに効果がありました。横木から出ている金具に綱を付けて,牛や馬にひかせて田んぼのしろかきに使いました。
  (平成24年4月17日)
 足踏み式
 だっこく機
 米のだっこく    昭和時代初めのころから,昭和30年代ころに使われていただっこくの道具です。
 たて90cm,横80cm,高さ65cm,ドラムの直径は35cmです。
 ペダルを踏むと丸いドラムの部分が回転します。ペダルを踏みながら稲穂をドラムに当てると ,回転する力でいきおいよく稲穂からもみが落ちてきます。
 仙歯こきよりもさらに時間と手間がかからなくなり,農作業の効率がよくなりました。
  (平成24年3月14日)
 千歯こき 米のだっこく     江戸時代から昭和時代中ごろまで,米のだっこくに使われました。
 たて・横60cmの板に、約20cmの鉄の歯が付いています。 鉄の歯の間にたばねた稲穂を入れて,歯を通して稲穂を引くともみが落ちます。
 歯の両わきのあなに支柱を入れて,ななめにして使いました。
 名前の由来には,「一日千把(せんば)もだっこくできるから」「たくさんの歯が付いているから」などの説があります。      
  (平成24年3月7日) 
 唐箕
(とうみ)
 もみの選別    本校にある最も大きな古い農具です。
 唐箕は,米や豆をふるい分ける道具です。 箕(み)のはたらきを効率よく大型化した道具で, 内部の羽を動かして風を起こし,風と米や豆の重さによって良質な米と豆とを選別します。
 江戸時代中ごろから昭和時代中ごろまで長く使われていた道具です。
 
  (平成24年3月1日)